約2ヶ月間の勉強で統計検定2級になんとか合格することができました。
ここに合格までの軌跡を忘備録として残しておきます。
2級対策開始時のスペック
もともと理系大学院を出ていましたが、学生時代に統計学は勉強していませんでした。
社会人になった直後は、仕事で仮設検定をしなければならないことがあって初めて何それ?といった状態でした。
数年前に機械学習の勉強の一環として統計学をサラッと勉強しましたが、インプット中心で、検定試験のようなアウトプットをあまりしなかったので今思うと理解はそこまでできていませんでした。
使用教材
統計検定2級のために使用した教材は主に以下のものになります。これ以外はネットで適宜調べました。
- 統計検定2級過去問
- 確率統計キャンパスゼミ
- 統計学入門(参考として)
- 統計Web (参考として)
- ヨビノリ 推定・検定シリーズ
- とけたろうちゃんねる
勉強方法
過去問演習
自分の場合は過去に統計学の本をいくつか読んではいるので、いきなり過去問から解いていきました。ただ初めは何も知らずに最新の2021年のPBTの問題を解いたのですが、あまりの難しさに、全ての問題を解く前に心が折れて解くのをやめてしまいました。
その後統計Webのブログにて2021年は難易度が特に難しいということがわかり、また昔の方が易しいということから、過去問の解く順番を年代を古い方から順に解いていくようにしました。
最新の過去問はAmazonから購入できますが、古い年度のものはメルカリと図書館で入手しました。
入手した過去問は3冊です。
- 2013~2015年(メルカリで入手)
- 2017~2019年(図書館で借りる)
- 2018~2021年(Amazonで購入)
最初の3回分程度は、全問解き終わった後に答え合わせをしてわからなかった部分を都度ノートにまとめながら頭の中を整理していきました。
キャンパスゼミ
過去問を解いていく中で確率分布についての理解が足りていないと感じたため、確率統計キャンパスゼミを10日程度でやりました。これは過去に一度読んではいたのですが、すでに忘れていたり当時は理解ができていなかった部分もあり、2周目を行いました。
過去問をいくつか解いた後で、つまりアウトプットをした後で改めて再読することで、1周目ではあまり理解できていなかったところが明確になり、確率分布の導出などは1周目よりも理解を深めることができました。
統計学入門
こちらは有名な本で、これも数年前に統計学を勉強しようと思ったときに購入し、一度さらっと読んではいました。今回は、過去問を解いていてわからなかった部分を統計Webで調べてた上でさらに補助資料的な用途で使用しました。
ヨビノリ 推定・検定シリーズ
こちらも有名だとは思いますが、過去に一度見たことはありましたが、今回再度シリーズ全てを改めて1度目を通しました。
とけたろうチェンネル
おなじくYoutubeのとけたろうちゃんねるの統計検定2級講座を一通り目を通しました。
勉強スケジューリング
11月中旬ごろから過去問を数年分解き始め、11月下旬から12月上旬にはキャンパスゼミを終えて、再度残りの過去問をできる限り解いていきました。わからなかった問題はチェックをして、試験直前まで繰り返し解いていくことで苦手なところを潰していきました。
試験当日
試験は家から一番近い(といっても車で50分程度)パソコンスクールで行われました。試験前にodysseyのアカウントにログインする必要があるのですが、何度やってもログインができずに焦りました。原因はアカウントIDの中に小文字のエル(l)と大文字のアイ(I)が使用しているパスワード管理アプリ1Password上ではどちらも同じ文字に表示されて違いに気がつかなかったためです。
アカウントIDやパスワードは安全のため覚えやすいものではなく、ランダムなものを設定し、アプリで管理しているのでこのようなことが起こってしまったのですが、さすがに試験直前なので焦りました。
問題の詳細については細かくは書けないですが、過去問で対策をしっかりとしていれば十分に対応できます。ただし私の場合、時間はかなりぎりぎりでした。
全部の問題を解くか90分が経過すると、アンケートがあるので回答をします。回答後はすぐに結果が表示されます。無事合格の表示を見ることでホッとすると同時に、点数が思ったほど取れていなかったのでまだまだ実力不足だと痛感しました。
まとめ
約2ヶ月間の勉強で統計検定2級を一発で合格することができました。もちろん人によって学習開始時の知識に差があると思いますが、参考になれば幸いです。
統計検定2級勉強の過程でこれまで理解ができていなかった部分の理解が深まり、統計学がおもしろいと思えたのが最大の収穫でした。このまま次の目標の準1級にむけてまた自己研鑽をしていこうと思います。