資格試験

応用情報技術者試験の勉強方法

2022年4月の応用情報技術者試験に初受験で一発合格しました。これまでIT系の資格は何も持っていなくて、今回が初めてのIT系の試験でした。どのように勉強して一発合格したのかシェアしたいと思います。

受験当時の筆者のスペック

社会人経験16年ですが、所属はIT部門ではありません。メーカーで生産技術開発をずっとやっていました。ただC#やPythonを使用した業務アプリケーション開発やデータベースを扱っていたので、ITについても基本的な知識はありました。これまで経験したことの実力試しとして応用情報技術者を受けてみました。結果的には午前85点、午後79点の一発で合格することができました。

対策は大きくは午前対策と午後対策になります。

午前対策

午前対策はなんといっても応用情報技術者試験ドットコムの過去問道場です。

有名なので、すでにこのサイトを訪れる人は知っている人も多いと思いますが、このサイトの過去問を解きまくり8割以上解けるようにすることで午前対策はバッチリです。無料で会員登録ができ、会員になると問題ごとにチェックをつけておくことができます。そこで解けなかった問題にチェックを入れておき後でその問題を重点的に解き直すといったことをすればいいでしょう。

私は2021年の年末年始休みぐらいに応用情報技術者ドットコムの存在を知り、ちょっとずつ過去問を解き始めるようにしました。ただ応用情報技術者は出題範囲が広いので馴染みのない分野も多く、過去問を解いていても知識不足を感じることも多々ありました。そのため知識不足を補うためにキタミ式イラストIT塾を読んで足りない知識を補っていました。この本はイラストが多く、理解しやすかったです。

またAmazonのKindleでニュースペックテキストが安くなっていた時があったので、こちらも購入しました。ただし、個人的にはこの手の本は電子書籍よりも紙の書籍の方が調べやすいと思い、ニュースペックの方はほとんど使用しませんでした。基礎知識の習得に関してはキタミ式だけで十分だったと思います。

午後対策

午後は選択問題になります。私は必須の情報セキュリティに加えて以下の4分野を選択しました。

・システムアーキテクチャ

・ネットワーク

・データベース

・情報システム開発

私は普段の業務で上記の分野に多かれ少なかれ携わっていたので、試験対策中から上記分野に範囲を絞っていました。人によっては当日の問題の難易度を確認して予備として+αの分野を勉強している人もいますが、私は完全に決め打ちで行くことにしました。

午後の対策は定番である午後問題の重点対策を中心に進めました。

また午前対策でも使用した応用情報技術者ドットコムでも午後問題と対策もあるのでこちらも活用しました。

全体的なスケジュールは以下の通りで進めました。まず前半8週は午前対策として、過去問道場2月末から1週間ごとに午後対策として一つの分野ごとに対応しました。とにかく毎日こつこつ勉強することが大切で、私は朝早く起きて勉強するようにしていました。

その他 ネットワーク分野

ネットワークに関しては苦手意識があったため、応用情報技術者の試験勉強を始める前に以下のマスタリングTCP/IPで勉強をしていました。

また図解入門TCP/IPはマスタリングTCP/IPで勉強をした後に見つけた本ですが、こちらも図が多く非常にわかりやすい本なのでおすすめです。両方持っているのですが、本当にネットワークの入門者であればこちらの本がおすすめです。

その他 データベース分野

もしデータベースのSQLが苦手な人は以下の本がおすすめです。これは私がデータベースを触り出した時にお世話になった本で、これからデータベースを使いはじめるという身の回りの人にもお薦めしています。

最後に

応用情報技術者試験は4ヶ月以上かけて勉強をしてきました。おそらく300時間ぐらいは勉強していたのではないかと思います。試験勉強を通じて自分の知識が曖昧だったところなどが明確になり、とても有意義な勉強ができました。資格そのものが業務に役に立つかは人によると思います。この手の資格は役に立たないという人も多いと思いますが、私は知識の再確認という意味でとても意義があったと思っています。また応用情報技術者に合格したことでさらに上位の高度情報技術者試験合格といった目標ができました。